違和感を細分化する

5年生。初担任になり、一か月が経った。

初めは、「これが高学年。大人だなあ」と感じる。揉め事も少なく、決まりがない中でも進んでいくことに驚きを覚えた。今のところ、困った揉め事も2件のみ・・・だが、静かな荒れのようなものが来そうだと不安に感じる。

そんな「来ないかもしれないが、来たら大打撃を与える」ような部分にも事前に対処していかねば、の気持ちがある。違和感を感じている部分というのだろうか。そこをまとめてみようと思う。

一つは、挨拶についてだ。朝は私から言えば、皆返してくれる。ただ、授業の時にはなかなか声が出ない。不安感のようなものが付き纏っている。授業前、全員で言うことに、どんな意味があるのか。むしろ、言わないことにどんな意味があるのか。これに関しては、まずは担任の語りスタートだと思う。全員を強いる意味。それは、全員で授業を作っていくこと。参加の意思表示を声で出す、切り替えるという意味だ。

そして、声を出さないことに関して「自分ぐらい出さなくていい」の気持ちがあることに問題がある。もっと言えば、恥ずかしいから言わない。めんどくさいから言わない。この気持ちを無くしたい、と語れる。それが、ゆくゆく広がっていく。どんどん授業に対しても前向きでなくなっていく。そんなところから荒れが始まる予感がする。前向きなやる気。まずは声を出す、さぼるところを作らないことからスタートしたい。

次に、字について。漢字の定着のために、カタカナからテストを始めていった。問題だったのは、細目にやりすぎて、定着しないどころか、忘れさせてるのではないかということ。現状、4年生の漢字の途中で終わっているが、あんまり計画的でなかった・・・。出来ない子にとっては、直しが重なる。それが追い付かない。どうやって手立てを仕組んでいくのか。授業中に行えるのが理想だが。一つは、他の子がテストをやっているときに直しをする。そして、それでもできなかった分は追い付いてもらうのがいいだろう。

既習の漢字テストに関しては、「自分ってやればできるじゃん」と学習について面白み、モチベーションを感じること。これについて今は落ち込んでいる状態。Iくんは、なかなかしんどく思っているだろう。まずは、そこで確認。「これが今覚えきれていない漢字だけど、これをどうしたい?できないままにしたい?もし出来るようになりたいなら、全力で手伝うよ」自分に約束して、それが達成されることが、自己肯定感につながるという。この約束を決めるところからはじめよう。まずは対話だ。

休み時間や帰りの会などの活気にも気になることがある。どうしても少人数だと、お通夜になることが多い。ここで、何か自分や友達と没頭できること、楽しみにしていることがあれば、学校生活がより充実しそうだが、担任が用意するものではないと感じる。

例えば、朝の会は朝の連続小説。ここから、ブッククラブをやっていく。はたまた、サークルタイムでチェックインからはじめたい。どうしても時間がとれなくなりがち。でも、ゴールを考えると・・・最後の卒業式で、みんなでサークルになる事。そして「みんなに伝えたいこと」これを一人で語れる強さ、チーム感は必要だ。チャイムが鳴ったら、10分読書。朝の連続小説。そこからサークルでどんなことしたい?どんな一日にする?とチャックイン。PAでチームビルドから、「さあ、今日もやりますか!」と活力が湧いてくる。20分で、心のタンクが溜まる場を作りたい。そこで出た話題が、今日の休み時間とか、帰りの会にも波及するといいなあ。例えば、サークルタイムで「困っていること・やりたいこと・知って欲しいこと」を募れば、その場で解決できるものもあれば、一日の中で解決できることもある。それを言える場がいいなあと思う。パスもありで、どんどん回していきたい。

その時、時間に追われるわけではなく、「一人の困りごとは、世界の困りごと」として考えるマインドが欲しい。1人30秒で喋っても、7分かかる。まずは一周回してみる。そして、2周目で考えてみる。一番あり得るのが、解決しようと一人の子に時間をかけること。誰かが喋れない。そんな状態では、表現したいに繋がらない。一回、全員が喋ることが出来る。そして、みんなで考えることが出来る場。その子を中心において話せる場。「結論は出そうと思わなくていい。けど、一日の中の関りとして、協力するよー!って人がいたら、解決していくことにもなる」そんな気持ちが大切。寂しい気もちの人を作らなかったり、思いやるってそういうことだろう。

ホワイトボードで、困っている、やりたい、知って欲しいの3項目で分ける。それで、困っているからはじめられるクラスが、民主的なクラスだと思う。そうやって、担任の不安感も出せるのがよさそうだ。

まだ、授業、総合、掃除、ジャーナルなどなど、荒れにつながりそうな部分は感じる。順番に細分化して、大切なものは見失わないように、やっていこう。

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